シェアハウス

ストーリー

シェアハウスって?
近年、都心を中心とした20~30代の学生・社会人の中で定着しつつある“シェアハウス”。家賃を抑える、コミュニティを形成する等の目的で【家を共有する】ことをいいます。一人暮らしの孤独を解消しつつ、適度な距離感とプライバシーを保ち、1R等で生活するよりものびのびと生活できます。
本作では、熟年後の新しいライフスタイルを捉えた、もう少し大人向けのシェアハウスをテーマに、様々な世代の女性の生き方を提案しています。無縁社会、孤独死などの社会問題が表面化しつつある現代で、これまでの慣習や常識に囚われず、自由に、おしゃれに、自分の住みたい人たちと、自分にとっての快適な空間を造る――素敵なことだと思いませんか?

海のそばでシェアハウス(共同生活)を始めた、世代の違う女性4人の素敵な人生再生の物語

高齢になってからの一人暮らしが急に不安になることはありませんか? だからといって今から息子夫婦の世話になるのは、やっかいごとを増やすだけ。だんだんと友達は減っていくし、健康にも不安があるし…
そんな悩みを持つ女性を演じるのが吉行和子。都会に疲れた帽子デザイナーに佐伯めぐみ、恋愛できないケータイ小説家に浅田美代子、孤独な独身女性に木野花。そんな4人が、それぞれの悩みを持ちながらシェアハウスを思い立つ。果たして4人の未来はどうなるのか?
主演は『佐賀のがばいばあちゃん』『おくりびと』の吉行和子。本人が脚本に惚れ込んでの快諾なだけに、その演技が注目される。共演は佐伯めぐみ。喜多一郎監督の抜擢に新人らしからぬ度胸で応える。浅田美代子、木野花とクセのある女優が2人揃えば、どれほど脚本を飛び越えたシーンに仕上がった。
さらに、D-BOYSからは今ノリにノッている牧田哲也と三上真史。モーニング娘。からはリーダー高橋愛が元気印の9期生4人(譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音)を引き連れて登場。そんな若手に喜多監督とは切っても切れない劇団ひとりがピリリと刺激を与える。それだけではない。大杉漣(※)、榎木孝明、坂上忍、大方斐紗子ら名優たちが共演。監督は『ライフオンザロングボード』『星砂の島のちいさな天使』の喜多一郎。撮影は『ラジオの時間』『受験のシンデレラ』の高間賢治が担当。

もう一度幸せになるために私たちが選んだのは、ひとつ屋根の下で暮らすことでした

不慮の事故で夫と娘夫婦に先立たれ、一人暮らしをする有希子、常にランキング最下位のケータイ小説家の麗子、JA勤めで独身の花恵は、海辺に立つカフェ「プラージュスッド」の常連客で湘南に住む友人同士。ある日いつものカフェで、花恵から共同で家を持ち、仲間同士一緒に暮らすことを提案される。興味もなく帰ろうとしていたところで、ある事情を抱え、うつろな表情のまま海に入ろうとしていたまひるを見つけ、居合わせたサーファーの優人が助ける。放心したまひるを有希子が引き取りしばらく面倒を見ることになる。そんな中、有希子の高齢の友人かもめが人知れず亡くなっていたことと、ようやく正気を取り戻したまひるの後押しがきっかけになり、有希子の気持ちに変化が生じるようになる。
かくして4人のシェアハウスが動き出す。東京で帽子デザイナーとして活躍しながらも疲れ、傷ついたまひるは徐々に元気を取り戻し、そんなまひるを本当の娘のように愛する有希子。これまでの環境を変え、恋に小説に燃える麗子、その昔はまっていたフラダンスにもう一度夢中になる花恵。世代も性格も全く違う4人の女性が、「個」を尊重しながらも気張らない生き方を描いた物語。

出演

吉行和子,佐伯めぐみ,浅田美代子,木野花,牧田哲也,高橋愛,三上真史,劇団ひとり,大方斐紗子,坂上忍,大杉漣,榎木孝明

スタッフ

監督:喜多一郎 脚本:里島美和 撮影:高間賢治 企画:喜多一郎 プロデューサー:坂上也寸志、丸茂日穂  アソシエイトプロデューサー:藤原靖久、関野祐智  宣伝プロデューサー:川端基夫 ラインプロデューサー:中林千賀子  照明:上保正道 録音:坂上賢治 音響効果:大塚智子 編集:鈴木真一 美術:小林鉄郎 スタイリスト:小林純子 メイク:坂本美由紀 助監督:落合崇 制作担当:高橋潤 製作委員会:アップフロントワークス/オフィスキタ/ヒューマックスコミュニケーションズ 制作協力:ブースタープロジェクト/ワイズアンドアソシエイツ 制作プロダクション:オフィスキタ 2011年/日本/DCP/ビスタ/ステレオ/上映時間:104分 ©2011「シェアハウス」製作委員会 製作委員会代表:瀬戸由紀男/喜多一郎/林瑞峰  配給:ピーズインターナショナル 宣伝:Thanks Lab.  協賛:トーエル

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